観光地におけるバリアフリー情報は、施設の機能やサービス内容を地図や一覧表で示す例が多く、移動に関するネットワークの情報に乏しい。特に歩行空間における段差や凹凸などは、移動に制約を生じさせる要因のひとつになる。そこで本研究では、観光地の歩行空間におけるバリア情報を効率的に取得するために、時間を要する測量や大規模な現地調査を必要としない画像処理技術を応用した簡易的な面的情報の取得法を検証した。その結果、測位や画像取得技術の向上に伴い、誰でも簡易的に歩行空間の面的情報が得られる可能性を示すことができた。
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