研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、大衆演芸の一つである上方漫才に着目し、そこに書き込まれたローカル・アイデンティティに定位しながら、1930~1970 年代を中心に記述・分析し、その作業を通して、近代日本における大衆と知識人の関係性を検討した。本研究の主要な成果は次の三点である。(1)資料の利活用法の提案と、放送局の独自性を抽出(2)漫才とラジオとの親和性と漫才の成立過程の解明(3)放送や雑誌を通して大衆と向き合う知識人の実態を解明した。
歴史社会学、知識人論、大衆文化論