UCL学内の学術資料展示について現地調査と教育担当者へのヒアリングを行った。現地調査では、学内オープンスペースThe Octagonにて実施されていた「Cabinets of Consequence」の展示を中心に、展示物と展示キャプションの内容を分析した。UCL内の3つの大学博物館、すなわち自然史、エジプト考古学、美術史を専門とする3館(以下常設館)はワークショップを中心とした標本・作品に触れる教育プログラムを行っていた。一方The Octagonでは限られた展示スペースのなかで、文理混合の学術分野を横断した展示で大学の研究成果を広く学内外に提示する役割を果たしていた。
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