研究課題
研究活動スタート支援
縄文時代人の生活誌を明らかにするため、千葉県大膳野南貝塚、埼玉県神明貝塚、岩手県長谷堂貝塚、および岩手県野々前貝塚から出土した縄文時代人骨群について、椎骨と四肢骨における変形性関節症の出現状況を調査した。その結果、変形性関節症の出現頻度が、成人の男女間および遺跡間で相違している様相を見出した。この所見は、縄文時代における性的分業の存在、および、縄文時代の遺跡別集団間で労働・作業量が相違していた可能性を示唆するものである。
人類学