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2016 年度 実績報告書

中学野球選手における投球障害の実態把握と危険因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16H07305
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

中村 絵美  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (10780223)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード投球障害 / 少年野球 / 成長期
研究実績の概要

成長期の少年野球選手において,肩や肘の障害は多く発生する,特に筋骨格系の変化が著しく骨の成長過程にある中学生野球選手において,繰り返しの投球ストレスが投球障害につながる可能性が考えられるが,大規模な疫学調査や前向き研究は行われていない.
本研究は,骨端線閉鎖前の中学野球セン主における,投球障害の疫学調査および障害発生の危険因子の解明を目的とした.
平成28年度は,中学野球選手における投球障害発生状況の実態把握のため,メディカルチェックを硬式野球5チーム(計120名)に対し実施した.測定項目として,超音波画像所見,理学所見,身体所見および投球フォーム撮影を行った.結果,投球時肩痛既往のある選手が2割,肘痛既往のある選手は5割存在し,全体で7割の選手が肩肘いずれかに投球時肩痛の既往があることがわかった.現在得られた結果について,学会発表(第44回日本肩関節学会;第14回肩の運動機能研究会)を予定している.
今後は,前向きな追跡調査による新たな障害発生について調査し,障害発生に関わる因子の検討をしていく予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在までに,硬式野球チームでの測定は実施できているが,年間試合スケジュール等の違いから軟式チームの測定が行えていない.今後,調査対象数をさらに増やし,大規模な疫学調査結果をもとに,前向きな追跡調査を実施するため,日程調整を現在行っている.

今後の研究の推進方策

今後は,メディカルチェックに参加した同一選手を,前向きに追跡を行い,新たな障害発生を調査し,障害発生に関わる因子を検討していく.

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公開日: 2018-01-16  

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