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2016 年度 実績報告書

超音波検査により心疾患の胎児診断を受けた父親の体験

研究課題

研究課題/領域番号 16H07311
研究機関帝京科学大学

研究代表者

岡 潤子  帝京科学大学, 医療科学部, 助教 (80782739)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード胎児診断 / 超音波 / 心疾患 / 看護 / 助産師
研究実績の概要

本研究は、先天性心疾患を胎児期に診断された父親の体験を明らかにし、対象者への看護への示唆を得ることを目的としている。
平成28年度は、関連学会において情報収集及びリクルートを行った。リクルートは、平成28年9~12月頃に実施し、協力者からの返信を12月~1月頃に得た。
協力を申し出てくださった父親のうち、1名にインタビューを実施した。インタビューは46分間で、①胎児の父親としての体験(当時の思いや言動)、②夫としての体験について半構造化面接法にて実施した。
その語りからは、①児を授かることが奇跡であり心臓病と聞いても大きな動揺はなかった。しかし、児の成長に伴い心臓が正常になるのではないかという期待は常にしていたという体験が語られた。また、児に対しては胎児期も生後も常に「100%できることをしてあげたい」と思っており、父親としての責務を感じていることが明らかとなった。②妻に対しては、「一番ショックだったと思う」と語り、心身ともに妻の負担を軽減する為に声かけをしたり、家事を積極的に行っていた。また胎児についても常に妻と話し合い、妻とともに生まれ来る我が子のことについて真剣に考えていた様子が語られた。
現段階では未だ1名の語りの内容に留まっており、平成29年度に継続して調査を実施し、分析を行う計画である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初予定していた場所でのリクルートが不可能となったり、研究協力者に不測の事態が相次ぎ、研究協力者のリクルートが思うように進んでいない状況であり、調査が難航している。
インタビューの調整ができていない協力者のインタビュー実施も含め、少なくともあと8名程度の研究協力者を募る必要がある。

今後の研究の推進方策

上半期中に更なるリクルートを進め、インタビューを行う予定である。その後、スーパーバイザーと共に分析を行い、妥当性のある分析を行えるよう勤めていく。

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公開日: 2018-01-16  

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