研究課題/領域番号 |
16H07316
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
後藤 久嗣 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤助教 (10783037)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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キーワード | 実験的歯周炎惹起 / ノックアウトマウス |
研究実績の概要 |
IL-35が炎症性歯周組織のTh17細胞に与える影響を確認するために,Ebi3-/-マウスと野生型マウスを用いて,顎骨の組織学的および形態学的解析を行った。 Ebi3-/-マウスと野生型マウスにP. gingivalis菌体浮遊液(1×1010cells/ml)300μlを合計5回投与し、実験的歯周炎を惹起させた。その後6週で屠殺し、連続切片を作成し、H-E染色とTRAP染色を行い歯周組織を解析した。また、μ-CT撮影を行い3D画像での観察と残存骨量を計測・数値化した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成28年度の研究予定として、Ebi3-/-マウスに実験的歯周炎を惹起させ、組織学的および形態学的解析を行うことであった。このことに関して、現在おおむね研究結果が得られているため。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究において、 骨芽細胞におけるIL-35の役割として、遺伝子発現および転写因子の検討をマウス頭蓋骨から採取した骨芽細胞を用い、qPCR法を用いて骨吸収に関連する遺伝子発現量の測定を行う。また、細胞分化能の判定として、骨分化マーカーの存在の有無をアルカリフォスファターゼ染色にて確認する。さらに、石灰化能の判定も行う予定である。 以上の研究結果を元に、学会での研究発表および論文作製を行う予定である。
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