歯周病病態でのTh17 関連免疫応答におけるIL-35 の役割を明らかにすることを目的とし、その研究目的を達成するために、Ebi3-/-マウスと野生型マウスにP. gingivalis を経口接種し実験的歯周炎を惹起させ歯周病病態の比較検討また、Ebi3-/-マウスおよび野生型マウス頭蓋骨由来骨芽細胞にP.gingivalis 由来LPS 刺激し、骨芽細胞の分化・活性化と骨形成に関与する骨関連遺伝子発現と石灰化能の比較を行い、その結果を解析し、総合的に評価・考察する計画のもと研究を行った。 その結果、Ebi3-/-マウス、野生型マウスともにP.gingivalisを感染させることで歯槽骨吸収が認められ、さらに、Ebi3-/-マウスにP.gingivalisを感染させた群において最も歯槽骨吸収が認められた。さらに、組織化学的検討(H&E染色、TRAP染色)も行った。
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