MIR34aを胃癌細胞株に導入すると顕著な増殖抑制効果が得られ、機序としてオートファジーの誘導が示唆された。MIR34aはSLC2A1、LDHAの発現制御を介し、ラクテート産生、グルコース取り込みを抑制することが示唆された。また臨床検体においてもLDHA、SLC2A1の発現亢進を認めMIR34aの脱制御によりこられの遺伝子の発現亢進が胃癌促進的に機能している可能性が示唆された。また副次的にDDX6がMYC発現を調節し胃癌促進的に機能することを見出した。更に、他のPTBP1標的遺伝子miRNAを同定した。これらの事象はWarburg効果を標的とした創薬開発に重要な所見である。
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