研究課題/領域番号 |
16H07357
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
辰巳 公平 近畿大学, 医学部, 講師 (70555432)
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研究協力者 |
梶 博史 近畿大学, 医学部, 教授 (90346255)
Mackman Nigel University of North Carolina at Chapel Hill, Professor
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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キーワード | 肝類洞閉塞症候群 / 凝固因子 / 線溶因子 / PAI-1 / 組織因子 / TF / オキサリプラチン |
研究成果の概要 |
オキサリプラチンによる肝類洞閉塞症候群(SOS)の病態形成における凝固線溶因子の関与を明らかにすることを目的とした。 薬剤剤投与により肝臓でのPAI-1 発現の増加が見られ、TF 発現は低下した。PAI-1 発現増加と体重減少率には有意な負の相関が見られ、PAI-1増加の病態悪化への関与が示唆された。PAI-1欠損マウスを用いた実験では、肝臓での炎症性サイトカインや線維化マーカーの発現増加が軽微であった。TF欠損マウスを用いた実験では、体重減少や死亡率が高かった。以上より、肝臓の炎症・線維化亢進に加え、PAI-1発現増加等により惹起される血栓傾向が病態増悪に関与すると考えられた。
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自由記述の分野 |
血液学
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