リカバリー志向介入を実践している専門職に対して、質問紙調査およびインタビュー調査を実施し、介入に参加しなくなった精神障害者の実態と専門家のリカバリーに関する考えと援助の実際を明らかにすることで、当事者のリカバリーに沿った援助のあり方を検討することを目的とした。対象者らの75%が中断者のケアを経験していた。WRAP、IMRの実施者間でリカバリーへの姿勢に差はなかったが、リカバリー支援に対する認識の違いがあった。対象者らは、リカバリーの考え方を支援観の中心に持ちながらも、リカバリー志向介入へのこだわりのなさを持っていた。
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