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2016 年度 実績報告書

Dysarthriaに対する視覚的バイオフィードバックが構音訓練に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 16H07378
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

矢野 実郎  川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (30550397)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード構音 / dysarthria / 舌運動 / リハビリテーション / バイオフィードバック
研究実績の概要

平成28年7月27日川崎医療福祉大学倫理委員会にて承認を得た。
平成28年11月2~4日にかけて、第61回日本音声言語医学会総会・学術講演会にて構音障害(第12群、13群)があり、研究資料収集を行った。第12群では、構音時の舌と口蓋の接触動態をリアルタイムで観察することができるエレクトロパラトグラフィを用いて、健常成人ならびに構音障害例を対象に実施した研究成果を報告していた。私が研究で使用する機器では舌後方部の運動動態のみしか評価できないが、当発表では口蓋前方部の構音動態評価が可能であった。当発表を聴講したことで、構音動態の把握の多様性を学ぶことが出来た。第13群は、様々なタイプのDysarthriaの音響的特徴を抽出する発表であった。当発表から、私の研究において訓練前後の構音機能の改善効果を音響分析で把握できる可能性を感じた。
平成29年2月3~11日かけて、第8回スウェーデン カロリンスカ視察研修に参加した。そこでは、Dr. Schallingから成人における後天性スピーチ・言語障害の臨床管理(神経性疾患と受傷後)という題でレクチャーを受けた。日本とスウェーデンでは、Dysarthriaに対して評価内容は類似点が多かったが、訓練においては相違点もあった。特に、Dysarthriaに対する音響特性の分析が進歩しており、喉頭にマイクを装用した状態で声のPitchやVolumeを自動で解析し、リアルタイムでFeedbackするシステムが構築されたデバイスが開発され、臨床応用されていた。私が行っている研究では、構音改善に対する舌後方部運動の視覚的Feedbackだが、音響的特性を捉えたリアルタイムFeedBackが構音機能に影響を与えるという知見が得られた。
平成29年2月13日川崎医科大学倫理委員会にて条件付き承認を得た。条件を満たすために、臨床研究保障保険への加入申請中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

川崎医科大学倫理委員会より承認を得られず、予定より遅れている。承認が得られ次第、実験ができる状態である。

今後の研究の推進方策

川崎医科大学倫理委員会承認を得て、実験を開始する。データが得られ次第、解析を行っていく。データが予定人数(50名)に達したら、統計処理を行い、論文を作成していく。

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公開日: 2018-01-16  

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