リフティングウェーブレット変換に基づく画像認証のための電子透かし法を開発した。リフティング手法では、原画像の特徴をフィルタに学習させるためのパラメータを自由に設定できる。これらのパラメータを使用して、透かし入り画像から埋め込まれた透かし情報を除去し、原画像を復元するための新しいフィルタを生成できる。これらの新しいフィルタは、原画像を復元するための回復鍵の役割を果たす。この方法により、原画像を使用できるのは、回復鍵をもつライセンシー(被許諾者)だけであり、著作権侵害を妨げることもできる。今回、得られた知見に基づき、内視鏡画像から早期食道癌を検出するためのコンピュータ支援診断の方法を開発した。
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