超新星は大質量星が最期に起こす大爆発である。近年、超高輝度超新星と呼ばれる、これまで知られていた超新星よりも約10倍以上明るい超新星の存在が明らかになったが、どのような星がなぜそれほど明るい超新星となるのか分かっていなかった。本研究により、爆発時に高磁場高速回転中性子星を形成する超新星が超高輝度超新星となる可能性が高いことが分かった。また、超高輝度超新星はこれまで知られた超新星より遠くまで観測できる。すばる望遠鏡ハイパーシュプリームカムを用いてこれまでで最も遠い超新星を発見し、初期宇宙では大質量星が多く形成されている可能性があることが明らかになった。
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