人が他者に指示を行う場面において、実際にどのような言語活動が行われ、それによってどのように課題が遂行されるかを会話コーパスを用いて分析を行った結果、特定の行為の実行を指示する場合に使用されると予想される「~してください」「~してね」という表現よりも「~します」「~て」等の表現が使用される頻度が高いことが示された。さらに、それぞれの表現によって課題の進行過程が異ることが明らかになった。さらに、課題遂行中の条件表現の使用について詳しく調べた結果、主節の内容によって使い分けがなされていることが明らかになった。
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