高強度レーザーパルスの伝搬および電子入射(波破砕)の様子を詳細に捉えるために拡大顕微鏡とイメージング分光器とを組み合わせた高空間分解イメージング分光システムの設計・開発を行った。システムの構築、絶対感度校正などの調整を行ったが、実際にレーザープラズマ中の自発光・散乱光のイメージング分光計測までは到達できなかったため今後の課題とする。一方、電子入射点の位置とエネルギーの相関を調べる上で必要な電子のエネルギー計測器の改良を行い、ポインティングが不安定な電子ビームに対してエネルギーが正確に計測ができる手法を確立し、その手法を用いて国内最高の0.6GeVの凖単色電子線の観測に成功した。
|