現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
平成28年度は、EOGT 欠損マウスを用いて細胞外 O-GlcNAc 修飾の生物学的意義を主に解析をした。その結果、細胞外 O-GlcNAc 修飾は 血管内皮細胞において血管形成を制御していることを明らかにした。また、EOGT は Notch1 と遺伝的相互作用を示すことを EOGT/Notch1 2重変異体マウスにおいて明らかにした。これらの研究成果は eLife に掲載されており(*Sawaguchi, * Varshney, *Ogawa et al., 2017, eLife *equal contribution)、また、日本分子生物学会や Notch Meeting で招待講演演者として発表する機会を得た。現在、細胞外環境の変化に応答して細胞外 O-GlcNAc 修飾が変動することを見出しており、細胞外環境に応答した細胞外 O-GlcNAc 修飾の変化により Notch シグナルが制御させる可能性について解析を進めている。上記のように、期待通りの研究の進展があり、今年度以降も継続的に成果が得られることが期待できる。
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