現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
現状の結果として、昨年度の実績である"Sugasawa, S., Tamae, H. and Kubokawa, T. (2017). Bayesian estimators for small area models shrinking both means and variances. Scandinavian Journal of Statistics 44, 150-167."にくわえ、本年度の実績である1."Nested Error Regression Model with Non Ignorable Missing Values" 2. "ガンマ分布関連の形状パラメータおよび自由度の推定について"と、当該研究の分野における3つの研究テーマについて進捗を出した。欠損データを考慮したモデルは小地域推定法に於いて従来存在しておらず、またガンマ分布の形状パラメータの推定が解析的に行えるようになるなど理論・応用の両方についての研究を進められた。当初の予定では3つの研究について3年をかけてまとめる予定であったが、現状において取り組んでいる二つのテーマもまとまる直前の段階であるため当初の計画以上の進展をしているという判断を行なった。
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