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2017 年度 実績報告書

有糸分裂を乗り越えて遺伝子発現パターンを復元する転写制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16J04091
研究機関東京工業大学

研究代表者

鈴木 秀文  東京工業大学, 生命理工学院, 特別研究員(PD) (00793770)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2019-03-31
キーワードM期遺伝子発現制御 / in situ ビオチン標識
研究実績の概要

海外の研究グループから類似した研究成果が報告されたことを受けて、研究計画を一部変更した。今年度は、M期遺伝子発現制御を解明するための新規の解析手法の開発に努めた。本解析手法では、抗体を用いて目的タンパク質近傍20nmをin situビオチン化標識した後ストレプトアビジン精製することによって、目的タンパク質近傍のタンパク質、DNA、RNAを網羅的に同定することができる。本解析手法の確立のためには、抗体由来のバックグラウンドの低減、ビオチン化標識反応条件の最適化、ストレプトアビジン精製の最適化などの様々な条件を検討する必要があったが、それぞれについて最適であると考えられる条件を見つけ、新規手法の確立に大きく近づくことができた。目的タンパク質近傍が特異的にビオチン標識できているかどうかは、蛍光標識ストレプトアビジンを用いて細胞内のビオチン化部位を蛍光顕微鏡観察することで調べた。目的タンパク質の周辺因子が特異的に回収できていることは、ウエスタンブロッティングで調べた。さらに、周辺のDNAおよびRNAが特異的に回収されていることはPCRによって示した。本手法によって得られたタンパク質、DNA、RNAを質量分析と次世代シーケンサーによって解析することで、有糸分裂期特異的な未知のタンパク質-タンパク質相互作用、タンパク質-DNA相互作用、タンパク質-RNA相互作用を明らかにできる。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] DNA損傷応答における転写抑制メカニズムとその生理的意義の解析2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木 秀文, 前田 亮, 木村 宏, 浦 聖恵, 田村 隆明, 山口 雄輝
    • 学会等名
      第40回日本分子生物学会年会 (ConBio2017)
  • [学会発表] TRANSCRIPTION SILENCING BY TLP CONTRIBUTES TO ETOPOSIDE-INDUCED APOPTOSIS2017

    • 著者名/発表者名
      Hidefumi Suzuki, Ryo Maeda, Hiroshi Kimura, Kiyoe Ura, Taka-aki Tamura, and Yuki Yamaguchi
    • 学会等名
      Cold Spring Harbor Laboratory Meeting (Mechanism of eukaryotic transcription)
    • 国際学会

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公開日: 2018-12-17  

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