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2017 年度 実績報告書

植物RNAiに関わるRNAポリメラーゼRDR6が異常RNAを識別する分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 16J07290
研究機関東京大学

研究代表者

Baeg Kyungmin  東京大学, 新領域創成科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2018-03-31
キーワードRNAサイレンシング
研究実績の概要

今までの研究により外来遺伝子による転写後遺伝子抑制(PTGS)は外来遺伝子から生成されたpoly(A)鎖のないRNAがPTGSの引金になる事が明かとなった. しかしながら, 植物には内在のpoly(A)鎖を持つRNAにもかかわらず, PTGSの標的になるRNAが存在する. このRNAは特殊なRISCによってターゲティングされることが知られている. その代表例であるTAS3 RNAはRISCの標的部位を二つ持っていて5’側標的部位はRISCと結合し, 3’側標的部位はRISCによって切断される. TAS3の二つの標的部位はTAS RNAから生成される二次的小分子RNA (phasiRNA) 生合成に重要であることが知られている. しかしながら, なぜRISCによるTAS3のターゲティングがphasiRNA生成に重要なのかについては未だにわかっていない. 上記の疑問を解決するために,私はphasiRNAの試験管内再現を試した. タバコ培養細胞抽出液にTAS3によるphasiRNA生成経路に必要である因子らを発現させてからTAS3 RNAを入れることでphasiRNAが生成が確認された. この結果により, 私はTAS3 RNAによるphasiRNA生合成に成功した. 次にRISCによる切断がPTGSの開始ステップである二本鎖RNA合成に影響を及ぼすのかを調てみた. その結果, RISCの標的部位どちらかに変異が入っている場合,合成された相補鎖RNAは検出されなかった. この結果から, RISCによる結合とRISCによる切断は二本鎖合成に必要であることが明らかとなった.

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] In vitro RNA-dependent RNA Polymerase Assay Using Arabidopsis RDR62018

    • 著者名/発表者名
      Kyungmin Baeg, Yukihide Tomari, Hiro-oki Iwakawa
    • 雑誌名

      Bio-protocol

      巻: 8 ページ: -

    • DOI

      10.21769/BioProtoc.2673

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Biochemical analysis of RNA-DEPENDENT RNA POLYMERASE6 in post-transcriptional gene silencing2018

    • 著者名/発表者名
      Kyungmin Baeg
    • 学会等名
      東京大学185回生命環境科学セミナー
    • 招待講演
  • [学会発表] The poly(A) tail blocks RDR6 from converting self mRNAs into substrates for gene silencing2017

    • 著者名/発表者名
      Kyungmin Baeg
    • 学会等名
      12th MICROSYMPOSIUM on Small RNA biology
    • 国際学会
  • [学会発表] The poly(A) tail blocks RDR6 from converting self mRNAs into substrates for gene silencing2017

    • 著者名/発表者名
      Kyungmin Baeg
    • 学会等名
      The 22nd ANNUAL MEETING OF THE RNA SOCIETY
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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