これからのIoT社会において、IoTを構成するエッジデバイスの数とそこから得られるデータ量は爆発的に増加し、膨大なデータ転送と情報処理をサーバで行う計算モデルの限界が指摘されている。この問題を解決するため、本研究ではエッジデバイスからサーバへデータ送信する前に必要な処理を行う「エッジコンピューティング」の高効率化に取り組み、深層学習を利用したアプリケーションのリアルタイム実行を可能にする再構成可能アーキテクチャを提案した。提案アーキテクチャをFPGAの演算器ブロックやアクセラレータとして利用することで、高性能省電力なエッジコンピューティングを可能にする高効率プロセッサの実現に繋がると考える。
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