近年、ネットワーク機能の仮想化技術の進展や、IoT機器と呼ばれるネットワークに接続される機器の多様化により、ネットワークに接続される制御される対象が拡大している。そのような機器の中には、制御対象の正確なモデル化が困難なものも存在する。この問題に対して、本研究課題では、(1)制御対象を制御しながら、制御対象や把握される情報に含まれる誤差のモデル化を行う手法、(2)制御対象が数学的にモデル化できない場合であっても、適切な制御入力を求める手法を確立した。これにより、制御対象があらかじめ正確にモデル化できず、得られた情報が不正確であっても適切な制御を行うことが可能となる。
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