ZigBeeとWi-Fiなどの異種無線システムが同時に動作する環境で,サービス毎に異なる要求品質を満足させる周波数割り当てパターンを導出するアルゴリズムを確立し,そのアルゴリズムを実行するための制御プラットフォームを構築した. 提案手法は,遅延要求が厳しいがパケットロスには寛容なマルチメディアトラヒックや,数分単位での遅延を許容する代わりに確実な送達を必要とするデータ収集トラヒックなど多様なアプリケーションを想定し,いわゆるベストエフォートで平均的に小さい遅延・パケットロス率を目指すのではなく,サービスごとの要求品質を満足することに大きな特徴がある.
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