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2019 年度 実績報告書

WebRTCを用いたブラウザ間構造化P2Pネットワークの開発とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 16K00135
研究機関大阪市立大学

研究代表者

安倍 広多  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (40291603)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードブラウザ間構造化オーバーレイネットワーク / P2Pネットワーク / WebRTC
研究実績の概要

[最終年度の成果]
・本研究でこれまでに開発した,Webベースのオーバーレイネットワークにおけるコネクション管理フレームワークWebRTC-Managerおよびその上で動作する構造化オーバーレイネットワークKirinをオープンソースソフトウェアとして公開するための作業を行った.Mochaによるユニットテストの追加,多数のバグ修正,Vue.jsを用いたデモアプリケーションの追加,ソースコードの書き直しを行った.デモアプリケーションでは経路表,アクティブなコネクション,オーバーレイのトポロジ表示,分散ストレージを用いた簡単なチャットができるようにしている.https://web-overlay.github.io/ で公開した(ライセンスはGPLv3).
[研究期間全体の成果]
・Webベースのオーバーレイネットワーク(以下WON)を実現する方式を提案した.接続先の探索とシグナリング方式,ノード間で直接コネクションが確立できない場合に他のノードで中継する方式などを考案した.
・多数のノードを短時間に挿入しても性能がほとんど劣化しない構造化オーバーレイネットワークSuzakuを提案した.また,分散双方向リング構築アルゴリズムDDLL,および上記のSuzakuをWON上でどのように実現するかを明らかにし,実装した.さらに,WONのアプリケーションとしてTwitterライクな分散マイクロブログサービスを実現する方法を示し,実装した.開発したソフトウェアはgithub上でオープンソースソフトウェアとして公開した.主要なWebブラウザおよびNode.jsで動作することを確認している.規模はTypeScriptで約12000行である.

備考

研究成果をオープンソースとして公開しているページである.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Suzaku: A Churn Resilient and Lookup-Efficient Key-Order Preserving Structured Overlay Network2019

    • 著者名/発表者名
      ABE Kota、TERANISHI Yuuichi
    • 雑誌名

      IEICE Transactions on Communications

      巻: E102.B ページ: 1885~1894

    • DOI

      10.1587/transcom.2018EBT0001

    • 査読あり
  • [学会発表] 構造化オーバーレイネットワークを用いた条件付きマルチキャストの提案と評価2020

    • 著者名/発表者名
      安倍広多
    • 学会等名
      第11回広域センサネットワークとオーバレイネットワークに関するワークショップ
  • [備考] Web-Overlay

    • URL

      https://web-overlay.github.io/

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公開日: 2021-01-27  

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