研究課題
基盤研究(C)
地磁気フィンガープリンティングの誤差要因としてセンサーデータマップと現在値の乖離が大きいことを確認し、そのタイミングの検出手法を見出したことが主な研究成果である。調査した中で最も地磁気の変化が顕著だった地下鉄車両の発車・停車に着目し、それらを検出する手法として3軸地磁気・加速度データをSVMで機械学習することで0.9599のF値を得た。
ユビキタスコンピューティング
フィンガープリンティングの精度向上はセンサデータマップにおいては鮮度の維持が重要とされてきたが、状況に応じた複数のセンサデータマップの準備が有効である可能性を見出した。たとえ、センサデータマップが1つしか無い時でも変化点を検出することで、状況に応じてフィンガープリンティングの性能が信用できるかどうかを判断できるため、測位システムの精度向上に寄与する。