研究課題
基盤研究(C)
本研究では,コンテンツ指向ネットワークにおいて,スムーズなストリーミング再生を目的とし,3つのキャッシング方式を提案し,その有効性を示した.1つ目はコンテンツファイルのチャンクの再生順序を考慮したキャッシング方式である.2つ目はチャンクへのアクセスの最新性と参照回数を考慮したキャッシング方式である.3つ目はユーザのストリーミング再生における再生途切れ時間の状況を考慮した適応的キャッシング方式である.これらの3つの提案方式において,再生途切れ時間の短縮に関する有効性を確認した.
情報ネットワーク
近年の映像配信サービスの利用者増加に伴い,コンテンツ指向ネットワーク上でのストリーミング配信技術の確立が重要となっている.このような背景より,スムーズなストリーミング再生を目的とし,3つのキャッシング方式を提案し,その有効性を示した.ストリーミング配信の重要性がますます増している現在,本研究にて提案した方式を採用することにより,ユーザはストレスを感じることなく,映像配信サービスを快適に享受できるようになると期待される.