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2019 年度 実績報告書

データベースから予測失敗の原因を探る ― 直腸癌・放射化学療法の目利き支援 ―

研究課題

研究課題/領域番号 16K00163
研究機関福山大学

研究代表者

金子 邦彦  福山大学, 工学部, 教授 (50274494)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード人工知能応用 / 運動姿勢の再現 / ボーン / データベース
研究実績の概要

内容:人工知能応用による運動姿勢改善システムの制作と,データベース作成に取り組んだ.テーマとしては,生活改善のためのエクササイズにおいて,お手本通りの動きを自ら再現することが難しく,エクササイズの効果が上がらないという問題に取り組んだ.動きの再現をしやすくするために,今の自分のエクササイズのどこがお手本の動きと違うかをすぐに確認できるようにするために,お手本の動きと見本の動きのビデオを見比べることを簡単にできるようにする.このとき,「ボーン」と呼ばれる骨格の情報を重ね合わせる方法,お手本の動きの外観(衣服,人間)を,別の運動者のものに入れ替える方法の2つを実験し,効果を確認した.このとき,データベースとして,画像と動きのデータベースが得られた.システムがうまく動かない場合としては,お手本や運動者のビデオの撮影時に工夫が必要であることを実際に確認した.
意義と重要性:1.人工知能応用システムのシステム作りの経験が得られた.オープンソースの Pose2Pose と OpenPose を使うことでシステムを作ったが,他のソフトウエアとの連携が必要であり,容易ではなかった.準備は,Python や NVIDIA CUDA の設定を詳細に調べることから始まった.以上により,Windows パソコン等における AI システム作りの経験が広く得られた.得られた広く公開すべきと判断したものはWebページで公開している.2.運動姿勢改善における人工知能応用の効果を,実験的に明らかにした.効果があったことは,アンケート形式で確認した.人工知能の失敗の原因は,対象となる人の手や足の動きが体の他の部分に隠れる場合に,手や足の動きが人工知能によって推定できないことを実験で確認した.成果は研究集会で発表済み.
付記:舌画像の統計的分析,人工知能分析も試みたが成果が得られず断念した.

備考

その他,AI応用に関するソフトウエア類やデータベース関連技術の徹底した調査を行い,それは,https://www.kkaneko.jp/sitemap-j.html からのリンクで辿れるようにしている.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 運動姿勢の比較における人工知能の活用2019

    • 著者名/発表者名
      安保真理子, 澄田有紀, 金子邦彦
    • 学会等名
      令和元年度(第70回)電気・情報関連学会中国支部連合大会
  • [学会発表] 運動再現技術を用いた運動技能向上の試み2019

    • 著者名/発表者名
      澄田有紀, 安保真理子, 金子邦彦
    • 学会等名
      令和元年度(第70回)電気・情報関連学会中国支部連合大会
  • [備考] Windows で OpenPose を使ってみる

    • URL

      https://www.kkaneko.jp/dblab/pose/tryopenpose.html

  • [備考] Windows で OpenPose 最新版をソースコードからビルドして、使ってみる

    • URL

      https://www.kkaneko.jp/dblab/pose/openpose.html

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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