研究実績の概要 |
1. 我々が研究開発している良性ボットシステムの元になるプログラムで、統計分析パッケージRが利用できるようになった( 平田篤,藤田健吾,伊勢本和広,山之上卓, "Wikiページに書かれたR言語のプログラムによるデータ解析を可能にしたBotの試作",インターネットと運用技術シンポジウム2016論文集, 情報処理学会シンポジウムシリーズNo. 2016, pp. 91-97, (2016-12)他) 2. 良性Botの制御は従来、Wikiページで行っていたが、Twitterでコマンドを送信することにより、良性Botの制御を行うことができるようになった(福山大学卒業論文伊勢本和広「悪性BoT捕獲支援システムに関する研究」)。 3. 2016年6月にアメリカ合衆国アトランタで開催されたIEEE COMPSAC2017に参加して、本研究に関連する情報の収集を行った。 4. 2016年11月にはアメリカ合衆国デンバーで開催されたACM SIGUCCS 2017に参加し、本研究に関連した論文発表を行うと同時に、関連研究の情報収集を行った(Takashi Yamanoue, Noboru Nakamichi, and Kunihiko Kaneko, "Enhancing Campus Cyber Security through a Class with Combination of Computer Ethics Videos and Logical Thinking" SIGUCCS '16 Proceedings of the 2016 ACM on SIGUCCS Annual Conference, pp. 117-123, Nov.,2016. )
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今後の研究の推進方策 |
1. 昨年度、研究会や国際会議で行った発表に対する意見を元に, 良性ボットネットシステムの改良を行う。ここでシステム改良補助のための謝金が必要となる。 2. 本システムが試験的にできる目星をつけて、研究代表者が所属する大学のネットワークで, その管理者の了解と協力を得て, 改良した良性ボットネットシステムの評価実験を行う。このとき, 平成29 年度と平成30 年度にそれぞれ小型パソコン3 台とスイッチ2 台を追加し, 実験の規模を大きくして、実験環境を実運用に近づける。パソコンとスイッチの購入と実験の謝金が必要になる。 3. 情報収集や途中経過報告のために、IEEE CompsacとACM SIGUCCSへ出席し、参加・発表を行う。
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