• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実施状況報告書

Wiki と良性ボットを使った悪性ボットネット対策システム

研究課題

研究課題/領域番号 16K00197
研究機関福山大学

研究代表者

山之上 卓  福山大学, 工学部, 教授 (00191370)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードBot / Wiki / センサネットワーク / Botnet / 侵入検知 / 分散協調処理 / R
研究実績の概要

昨年度から引き続き良性Botnetの構成要素である良性Botの開発を行い, その経過と, 改良したBotの応用例に関し, 以下の発表を行った.
H29年度の関連研究の発表:"センサネットワークのセンサ端末群をインターネット上のWikiページで制御するIoTシステムの試作"(研究報告インターネットと運用技術(IOT),2017-IOT-36(12),1-8 (2017-02-24) , 2188-8787), "IoTシステムを利用したグループ学習の活発度の計測実験" (信学技報, vol. 117, no. 209, ET2017-37, pp. 35-40, 2017年9月.) , "Monitoring Servers, With a Little Help from my Bots"(SIGUCCS '17 Proceedings of the 2017 ACM on SIGUCCS Annual Conference, pp. 173-180, Seattle, Washington, USA, Oct.,2017).
この他, 2017年7月にイタリアのトリノで開催された IEEE Compsac に参加し, 関連研究の資料収集や情報セキュリティの研究者との情報交換を行った.
また, 良性ボットネットシステムの試作を行い, その評価を行う為に, 偽Botnet を作成して, 良性ボットネットの評価を行った. その成果については, 2018年10月にアメリカのオーランドで開催される ACM SIGUCCS 2018で発表する予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画では平成28年度中に良性ボットネットの試作と評価実験を行うことになっていたが, 平成29年度中に行うことができた. 平成29年度中に行うことになっていた改良とその評価実験も平成29年度中から開始している. 計画していたグローバルネットワーク上のWiki サーバの構築も, 既存のサーバを利用して行っている.

今後の研究の推進方策

現在試作している良性ボットネットは処理スピードが遅い問題がある. 良性ボットネット自身のセキュリティに関する問題も残っている. これらの弱点を克服するための改良を行いながら完成度を高め, 改良の経過と結果を学会での発表やWebで行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

開発の補助を謝金で支出する予定であったが、補助を依頼する準備が間に合わず、代表者自身で開発を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Monitoring Servers, With a Little Help from my Bots2017

    • 著者名/発表者名
      Yamanoue Takashi
    • 雑誌名

      SIGUCCS '17 Proceedings of the 2017 ACM on SIGUCCS Annual Conference

      巻: 2017 ページ: 173-180

    • DOI

      10.1145/3123458.3123461

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] IoTシステムを利用したグループ学習の活発度の計測実験2017

    • 著者名/発表者名
      横山大知・梅田凌弥・山之上 卓・森田翔太・尾関孝史・中道 上
    • 学会等名
      電子情報通信学会ET研究会
  • [学会発表] センサネットワークのセンサ端末群をインターネット上のWikiページで制御するIoTシステムの試作2017

    • 著者名/発表者名
      山之上卓, 羅牧野
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT)研究会
  • [備考] 遠隔操作ウィルス包囲網

    • URL

      http://www.yama-lab.org/~yamanoue/wiki/index.php?BotCapturingNet

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi