TEROOSを用いた遠隔作業を支援できる同方向型遠隔支援システムを構築した。 被支援者がロボットを装着し作業支援を受けるため、被支援者の作業を妨げず、また、人とロボットが同方向となるコミュニケーションであるため、遠隔支援者は、支援発話時に方向を含む指示の認知的負荷が少ない。しかし、遠隔支援時の障害がいくつかあり、本研究では、ロボットの操作と遠隔支援発話の両立の困難さ、また、遠隔支援における発話の長文化について、解決する機能を実装した。実現したシステムは、支援時の映像や音声や指示した物体の画像、さらに、ロボットの操作記録が残せることで、支援内容の分析などに利用できる。
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