本研究では,頸部からの生体情報センシングを非侵襲的に実現し,加えて頸部の感覚を通じた情報提示を行えるチョーカー型デバイスの開発を行った. 音声信号を咽頭部に密着させたマイクロフォンによって取得し,気導音と骨導音の計測に基づいた骨伝達関数の推定により,骨伝達関数を考慮した音声信号処理を実施した.機械学習により音声信号から嚥下物の量的推定を行った.心血管系の計測のために,光電容積脈波と容量性結合による計測を実施した.情報提示のために,振動触覚提示,空気噴流による力触覚同時提示,MR(Magnetorheological)流体を利用した抵抗生成による力覚提示,および温冷感提示をを実現した.
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