本研究は、高齢者を見守るシステムについて検討し、以下の成果を上げました。1)センサーマトリックスを利用して居住者の位置や行動強度を認識できることを確認し、機械学習に基づく認識・推定方法を提案した。2)大量の学習データを効率よく収集するために、ビデオに基づく自動ラベリング技術を提案し、位置・行動の実時間認識を可能にした。3)センサーマトリックスのユーザビリティを向上するために、センサーモジュールについてさまざまな改善を施し、最終的に、コンパクトで実装しやすいセンサーモジュールを提案し、試作した。今後、本研究の成果を生かし、プライバシーを保護しながら高齢者を見守るシステムを商品化していきたい。
|