本研究は超音波検査とソフトコンピューティング技術を利用し,魚を殺さずとも体外から魚体内の肉の状態を見ることができ,かつ,魚肉の物性や肉質などの多面的情報を素人でも手に取るように理解・評価できるよう視覚化表示する「非破壊的魚肉評価・検査支援システムの開発」を目標とする.平成28~30年度の研究期間においては,魚体から得られた超音波信号をもとに魚肉の脂質量,歯応えを推定するソフトコンピューティング技術の提案と,提案方法の有効性の検証を行った.その結果,提案したソフトコンピューティング技術で超音波信号から魚肉の脂質と歯応えを非破壊で評価できることが示唆される結果が得られた.
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