本研究では、先端部を屈曲させることができる腹腔鏡ロボットを開発した。また、ズームインとズームアウトをフットペダルではなく、Kinectにより顔の前後移動で操作できるように改良した。眼電位に関しては、眼電図波形から右方視・左方視・上方視・下方視・瞬目の5つの動作識別を行い、操作の際に問題となる不随意性瞬目,随意性瞬目をサポートベクターマシンを用いて識別可能にした。脳波に関しては、識別の際に特徴を明瞭に抽出するために独立成分分析(ICA)を用いているが、ICAには正負の不定性と順序の不定性が存在する。そこで、これらの不定性の問題を解消する方法を提案し、脳波による動作識別率の向上を試みた。
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