• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

発話・上肢・下肢の運動制御の個人差に着目した吃音の神経メカニズムの探求

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K00366
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 感性情報学
研究機関群馬大学

研究代表者

豊村 暁  群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (90421990)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード吃音 / 対面会話 / 扁桃体 / 下肢運動 / マインドフルネス / 吃音の有症率と発症率 / 発話運動の模倣 / 聴覚フィードバック
研究成果の概要

疑似対面発話時の脳活動を計測したところ,吃音の頻度と扁桃体の活動が有意に相関していた。下肢運動時の脳活動を計測するために,非磁性の円筒型トレッドミルを作成し,評価した。8週間のマインドフルネス瞑想法の練習が聴覚フィードバックを介した発話の知覚・生成過程に影響を及ぼした。3歳児の吃音の割合は1.41%,回復率は82.8%であり,1歳半における言語発達の程度によって回復率が有意に異なっていた。口唇運動の模倣時の運動野の働きには左右差があり,親密度によって異なっていた。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

吃音は発話流暢性の障害であり,言語に関係なく世界に共通して吃音話者がいると考えられるが,吃音そのものの理解やメカニズムの解明は遅れている。社会における吃音の認知度も依然として低い。吃音に関する生理や行動の記述と,データに基づいたメカニズムの考察は,将来的には吃音への対応方法の改善につながると考える。本研究は吃音話者の神経活動や行動特性等を多角的に調査して,吃音のメカニズムの一部を明らかにすることを目標とした。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi