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2019 年度 実績報告書

インターネット環境下でのレファレンスサービスの展開方策

研究課題

研究課題/領域番号 16K00442
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

田村 俊作  慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (70129534)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード情報図書館学 / 情報サービス / レファレンスサービス
研究実績の概要

本研究では,フィールドワーク・訪問調査・関係者へのインタビューを通じて,レファレンスサービスの下で図書館員が実際に行っていること,および重要と認識していることを分析・解明し,インターネット環境下で保持・発展させるべきサービスの構成要素と,その展開方策を検討することを目的としている。
本年度は(1)関東地方のある公共図書館でのフィールドワークを継続すると共に,(2)2019年6月に開催された米国図書館協会年次大会で,日本の公共図書館におけるサービスの展開についてセッションを持ち,日本の公共図書館におけるサービスの革新について成果の報告と意見交換を行った。さらに,(3)図書館員研究集会での発表など,成果の報告を行った。
(1)については,調査対象図書館との信頼関係の下,フィールドワークを続けると共に,レファレンス回答作成,連携企画や出張展示への協力など,レファレンス担当係の業務に係わる中で,より深く業務を理解することができた。また,時間外に非公式に行われている職員の各種学習会に参加した。その成果の一部は学習会の参加者と共に雑誌『みんなの図書館』2020年6月号に掲載予定である。
(2)については,120名収容予定のセッション会場に170名の参加者を迎え,大好評であった。日本のサービスの現状を伝え,有意義な意見交換を行うことができた。
(3)これまでのレファレンスサービスに関する文献レビューを行い,また,サービス構造についての理論を整理すると共に,今後の展望についていくつかの発表を行った。

備考

令和元年度図書館地区別研修(九州・沖縄地区)(熊本県立図書館,2020年1月)において,「図書館は地域の課題解決にどのように貢献できるか」という基調講演を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] パラダイムとしての『市民の図書館』2020

    • 著者名/発表者名
      田村俊作
    • 雑誌名

      みんなの図書館

      巻: 518 ページ: 23-25

  • [学会発表] レファレンスサービスの活性化と将来像―現状と課題の論点整理から活性化の方策まで―2019

    • 著者名/発表者名
      田村俊作
    • 学会等名
      2019(令和元)年度 全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)
    • 招待講演
  • [学会発表] How Innovation Has Transformed Japanese Public Libraries2019

    • 著者名/発表者名
      Tamura, Shunsaku
    • 学会等名
      ALA Annual Conference 2019
  • [図書] 図書館・図書館学の発展 2010年代を中心に2020

    • 著者名/発表者名
      日本図書館研究会『図書館界』編集委員会編,松岡要,山口真也,新出,呑海沙織,青柳英治,和中幹雄,嶋田学,田村俊作,川崎千加,野口武悟,日置将之,山本昭和,佐藤翔,南亮一,橋詰秋子,志保田務他
    • 総ページ数
      374p
    • 出版者
      日本図書館研究会
    • ISBN
      978-4-930992-27-7

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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