本研究では,授業における課題レポートの盗用を発見に深層学習を適用を試みた。まず,あらかじめ作成者が明らかな複数のレポートから,句読点の利用法など,レポート作成者の記述上の特徴を抽出,これを深層学習の一種であるVRAEを用いて学習する。VRAEは,レポート作成者の記述上の特徴を潜在空間に写像する。新しいレポートが得られる度に,これをVRAEに入力し,潜在変数を得る。これの潜在空間上における分布を調べることで,そのレポートがどの作者によるものかを推定する。実験の結果,提案手法により,レポートの記述上の特徴から作者を推定できる可能性が示された。
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