研究課題
基盤研究(C)
本研究では,コンピュータエンジニアリング関連の講義を対象に,講義とそれを確認する演習を短周期(15分から30分程度)で繰り返す「アジャイル講義」を可能にする講義・演習環境を構築した.開発した環境を,実際の教育で使用した学生の意欲向上の度合いを測定した結果,大人数講義において,成績中低位者を底上げし,成績上位者のやる気をさらに引き出せた.本研究の成果により,今後のe-learning手法の高度化に貢献することができた.
コンピュータアーキテクチャ・並列処理
講義を通して学生がコンピュータエンジニアリングについてもっと学びたいと思うような意欲の向上が見られるようになった.また,講義がつまらなく真剣に聞いていないような成績中低位者の成績向上も期待できる.コンピュータエンジニアリング系の科目で有効性が確認されれば,広範な他の科目へ適用していくことが可能である.本研究の成果により,Covid19を契機に今後多くなるであろうリモート講義などへの利用も含め,今後のe-learning手法の高度化に貢献することができた.