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2018 年度 研究成果報告書

光ー光合成曲線と樹冠コンダクタンス指標を導入した総生産量推定アルゴリズムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K00514
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境動態解析
研究機関奈良女子大学

研究代表者

村松 加奈子  奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (20252827)

研究協力者 曽山 典子  
峯下 有紀子  
米田 詠美  
Thanyapraneedkul Juthasinee  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード総生産量 / 光ー光合成曲線 / 光合成の日中変化 / クロロフィル指標 / 熱赤外 / 人工衛星データ / 地表面温度
研究成果の概要

本研究では,総生産キャパシティーと光合成の日中低下を表す樹冠コンダクタンス指標から,総生産量推定アルゴリズムを開発することを目的とする。
総生産キャパシティー推定では,緑波長を用いたクロロフィル指標により,光―光合成曲線のパラメータを植生タイプ毎に求め,いくつかの気候帯へ適用できた。樹冠コンダクタンスの変化率を樹冠コンダクタンス指標と定義し,全地球観測衛星の11時と13時の地表面温度データから推定した。乾燥域において,光合成の日中低下が衛星観測時頃開始した場合は,日中低下を再現できたが,日中低下が11時より早い場合は,過少評価であった。気象衛星の陸域解析への利用可能性を今後検討する。

自由記述の分野

陸域リモートセンシング

研究成果の学術的意義や社会的意義

光ー光合成曲線に基づく推定手法であるため,光合成速度の日変化が計算できることに特徴があり,このことにより光合成速度の日中低下を反映したモデル作成が可能となる。また,本研究の光ー光合成曲線を決めるための1つのパラメータは,入射光に対する最大光利用効率と考えられ従来一定値と取り扱われていた最大光利用効率の季節変化を求めることができ,診断型モデルのインプットデータとなりうる可能性がある。また,推定結果は,全地球の炭素循環のメカニズム解明のための基礎データとしての貢献が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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