研究成果の概要 |
小型魚類モデルであるメダカ胚は、体外で発生し脳が透明なので放射線により脳内へ誘発されたアポトーシス細胞とそれらを貪食するミクログリアの動態をin vivoイメージングにより観察が出来る利点がある。本研究では、放射線損傷を受けた脳内で誘起される活性化ミクログリアをL-plastin, ApoE両遺伝子をプロモーターとしたトランスジェニックメダカ(TGメダカ)の作製を試みた。放射線により誘発されたアポトーシスは活性化したミクログリアにより42時間以内に除去されたが、ミクログリアの活性化がその後も長時間にわたり継続している可能性を、ApoEを可視化できるTGメダカのライブイメージングにより見出した。
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