研究成果の概要 |
DNA修復酵素の多細胞における役割解明で、線虫C.elegans の塩基除去修復酵素(EXO-3, APN-1,UNG-1, NTH-1)の寿命、成長、組織形成への関与と、線虫ATMが非分裂時期の細胞において酸化ストレス応答に必須であることを明らかにした。ホヤAPEX1の胚発生での基本的な役割とAPEX2の酵素活性の同定に成功した。さらに、細胞の酸化ストレス防御因子の同定と機能解析を進展させ、大腸菌pqiABCの酸化ストレス防御機能の解明とその構造解析に成功し、また、ヒト酸化ストレス抵抗性タンパク質OXR1が放射線応答およびゲノム安定性維持に重要な役割を果たしていることも明らかにした。
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