実験1.ヒラタケを一般培地(対照)および各種ジュース粕含有培地で栽培したとき,いずれの培地区でも対照区と同等の生産性を示し,子実体の抗酸化能は葉物野菜粕培地区で有意に増加した。 実験2.エリンギをニンジンジュース粕含有培地で栽培したとき,培地中のフスマ全量をこの粕で置換すると,栽培期間の延長を伴わずに収量が40%増加した。そこでこの培地を用いて大規模なエリンギ栽培を行い,その廃培地をサイレージ化した。このサイレージの品質は良好で,消化率は通常のエリンギ廃培地サイレージよりも高く,緬羊における嗜好性も良好であった
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