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2018 年度 実績報告書

持続可能な再生エネルギー利用総合評価法の構築とその太陽光発電技術への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16K00673
研究機関徳島大学

研究代表者

眞弓 浩三  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 教授 (40253182)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード銀 / 第1世代PVシステム / 代替技術 / 電力生産
研究実績の概要

インジウムやテルル、カドミウムを利用する第2世代のPVシステムへのスムーズなシフトは予想外に難航し、2013年において世界のPVシステムの約20%を生産してきた日本のメーカーの多くは価格競争の点で困難を極めるとの観点から、第2世代PVシステムから撤退することを宣言した。現在世界の商業第1世代PVシステムの90%以上を占める結晶シリコン系太陽電池(Crystalline Silicon Wafer-based Solar Photovoltaics)による大規模な電力生産に頼らざるを得ない状態がかなり長期にわたって継続すると予想されている。結晶シリコン系太陽電池の自立可能性の総合評価、特に大規模電力生産を試みる場合において銀の必要量をいくつかのシナリオを仮定して推定した。さらに、銀の需要・供給量の展望ならびに銀リサイクルの規模の可能性、またインジウム・テルル・銅・アルミニウムへの代替技術についても検討した。2017年世界電力需要の5%・10%・15%・20%・30%生産を6通りの技術革新のシナリオとともに検討し、銀の必要量を次の地理的・技術的・経済的パラメータを利用して推定した:(1) 総電力消費に占めるPVシステムによる電力消費の割合; (2) PVで供給される電力の割合;電力需要; (3) 送電ロスなどを除いて最終的に利用できる電力の割合; (4) PVパネル単位面積当たりのワット数; (5) 土地の年平均日射照度; PVパネルの平均電力変換効率; (6)インストールPVパネルの1ワット当たりの銀の必要量。これらの成果は、2020年にSpringerから眞弓浩三の単著として出版される(契約済み)Sustainable Energy and Economics in an Aging Population: Lessons from Japanの中で利用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] Autonomous University of Barcelona(スペイン)

    • 国名
      スペイン
    • 外国機関名
      Autonomous University of Barcelona
  • [図書] Suatainable Energy and Economics in an Aging Population: Lessons from Japan2020

    • 著者名/発表者名
      Kozo Mayumi
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      Springer

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公開日: 2019-12-27  

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