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2018 年度 研究成果報告書

内発的な発展を目指す中国森林再生政策における財政資金調達メカニズムの調査研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K00689
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境政策・環境社会システム
研究機関龍谷大学

研究代表者

金 紅実  龍谷大学, 政策学部, 准教授 (10619240)

研究分担者 何 彦旻  追手門学院大学, 経済学部, 講師 (10744021)
谷垣 岳人  龍谷大学, 政策学部, 准教授 (40434724)
研究協力者 趙 迪  龍谷大学, 大学院政策学研究科
車 競飛  京都大学, 大学院経済学研究科
劉 璨  
劉 浩  
王 朝才  
陳 志勇  
鍾 暁敏  
孟 捷  
鄭 紅亮  
胡 洪曙  
馬 江  
徐 波  
李 凌超  
漆 喜林  
郭 俊栄  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード森林財政 / 政府間行財政 / 地域の内発的発展 / 財政資金の多様化 / 補助金制度 / 政府間財政移転
研究成果の概要

中国の森林財政は、急速な経済成長による財政的財源の増加に伴って中央財政による国家重点プロジェクトの総投入量が増え続ける一方で、国全体の林業投資における林業財政の比重が低下した。公共財政制度の構築や政府間財政移転制度と通して、国の政策指令が省→市→県→郷→村へ順次伝達され、それを裏付ける各種の補助金制度が末端主体まで浸透し政策執行をバックアップしている。中でも国家級公益生態林制度や退耕還林(草)政策は全国画一的に実態を捕捉した。中央財政及び地方財政は林業農家の経済的自立や特色産業の育成への資源配分などを行う多様な機能変化がみられた。

自由記述の分野

環境経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

<学術的意義>森林がもつ多面的機能はその公共性から公共政策及び補助金制度の根拠となる。しかしGDP至上主義の経済体制の下では公共政策自身が森林資源の過剰利用や過少利用を誘導する場合がある。財政資源の配分過程における開発財政と森林財政の均衡発展を検証し、その歪みを是正する必要がある。
<社会的意義>中国の砂漠化防止対策及び森林政策は、近隣国の生活環境や社会経済発展に深い影響をもつ。グローバル経済の進展は近隣国間の経済関係をより緊密にすると同時に、相手国の環境汚染や森林破壊、砂漠化問題に間接的、直接的に関与するようにする。日本が経済大国として責任を果たし、飛来黄砂の被害防止につなげることができる。

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公開日: 2020-03-30  

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