研究課題/領域番号 |
16K00721
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
小林 昭世 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (10231317)
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研究分担者 |
古堅 真彦 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (10254591)
寺山 祐策 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (60163929)
圓山 憲子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (80147008)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 視覚化 / デザイン知識論 / ダイアグラム / デザイン方法論 / 博物図譜 / ダイナミックダイアグラム / 色彩デザイン / 数学理論・モデルの視覚化 |
研究実績の概要 |
当該課題を進めるにあたり、平成28年度は、デザイン方法の課題、手法、目的としての「視覚化」について、主に色彩デザイン、時間軸におけるデザイン要素の統合を目指すタイムアクシス・デザインの事例に取り組んだ。 平成28年度の論文等業績は以下の通り。詳細はリスト参照。 論文:1.東京都城市色彩特性分析、共著(劉晏志、黄啓帆)H28.6、大同技術学院学報(台湾)pp16-34、2.人間と環境の相互作用のダイアグラムによる環境色彩調査、共著(黄啓帆)H28.12、Designシンポジウム2016, pp49-56,大阪大学、会議論文。 講演と作品展示:1.『正字通』による糸部首漢字の色彩表現調査、共著、日本デザイン学会梗概集、2.デザインの哲学―豊かさを再考する、共著、デザイン学会、3.Color Phenomenology、単、華南理工大学大学院、4.Creativity in Design、単、台南科技大学、5.向井周太郎のデザインのグローバルコンテクスト、単、Doosung paper gallery(ソウル)、6.地域ブランドとデザインの役割、単、雲林科技大学、7.タイムアクシスデザインへの期待、単、日本機械学会、設計工学会、デザイン学会共催、8.Creativity in Design、単、高雄科技大学、9.デザインの基礎としての造形と科学の連携、単、山口学芸大学公開討論、10.Diagram for street semiology、共、ANBD2016(雲林科技大アートセンタ)、11.デザインの理念と形成:デザイン学の50年、六本木東京ミッドタウンにおける展覧会及びシンポジウム。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究には次の4つの目標を立てている。(1)博物学、デザイン史における視覚化資料調査、(2)デザインにおける視覚化資料調査、(3)デザイン方法における視覚化、(4)視覚化のデザイン教育への応用。28年度、小林は主に(3)、寺山は(1)、古堅は(4)、園山は(4)に着手することができた。これらは研究には、成果の報告の通り小林の論文や展示、講演等、成果のリストを示すことができることもあれば、進捗は認められるが、論文や出版、講演などの成果物となっていないことも多い。来年以降、研究の成果が公表される予定です。
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今後の研究の推進方策 |
29年度、小林は主に(3)、寺山は(1)、古堅は(4)、園山は(4)に着手した研究を29年度も継続するとともに、小林はバウハウス100周年関連事業との関連で(1)に、またタイムアクシス・デザイン研究を事例として(2)に着手する計画であり、それらの研究と研究分担者による(1)(2)(3)(4)の研究の進展によって、各研究は今後、有機的に連携する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究成果の一部を発表する予定であった設計工学に関する国際会議(2017, アーヘン、ドイツ)の開催時期が2017年9月になり、論文執筆に関わる支出は本年度(2016)中に行ったが、旅費は2017支出となったため。
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次年度使用額の使用計画 |
2017年、設計工学に関する国際会議(2017, アーヘン、ドイツ)、IASDR2017(国際デザイン学会連合、アメリカ)での研究発表費を補う。
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