最終年度にあたる令和2年度は、これまでの研究成果を踏まえて、当初の研究計画書の【研究D】にあたる一般市民との公共建築空間検討ワークショップで公開実践し、そのフィードバックを含めて最終の研究成果をまとめることとしていたが、コロナ禍で一般市民を交えたワークショップは実現に至らなかった。片や、その代替として、令和元年度に得たビル型納骨堂の設計プロセスのおける周辺環境との関係づくり実態把握に引き続き、「地域に開かれた納骨堂」をテーマに建築系専門学校2年生に設計課題を取り組ませた。その結果+図書館、+子どものためのサードプレイス、+学童保育など子どもを対象とした施設の併設を提案するものがみられ、1年余りの建築基礎知識の習得は奏功することが確認された。 またonlineによる計画行政学会研究会で「建築空間の市民共創と住民の関わり方」を議論し、本研究の成果である住民側の建築的基礎知識の必要性と関心や興味の重要性に加えて、変化を前提とした建築の作り方や、竣工後も継続的に共創を続ける仕組み、それは計画時に用途に期待しすぎず決めすぎないことに繋がるのではないかという、今後の発展的研究展開に対する有益な示唆を得た。これらの最終の研究成果報告書を作成し、研究協力者をはじめ関係各部署に配布した。コロナ収束後に、引き続きワークショップ等で公開や公表に努めたい。
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