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2019 年度 実績報告書

地元地域を創生するインクルーシブデザイン養成プログラムの開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 16K00735
研究機関国際高等専門学校

研究代表者

土地 邦生  国際高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (30390446)

研究分担者 松下 臣仁  国際高等専門学校, 国際理工学科, 教授 (10530834)
小高 有普  国際高等専門学校, グローバル情報学科, 准教授 (70636670)
伊藤 周  国際高等専門学校, 国際理工学科, 教授 (40532544)
小川 隼人  国際高等専門学校, 国際理工学科, 准教授 (20536734)
伊勢 大成  国際高等専門学校, 国際理工学科, 講師 (20734594)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードインクルーシブデザイン / デザイン思考 / 地域創生 / 正反射材の3D測定
研究実績の概要

本研究のテーマは「地元地域を創生するインクルーシブデザイン養成プログラムの開発と実践」である。令和元年度(2019年)の主な研究実績は、1)インクルーシブデザイン養成プログラムにより設計した照明付き観察装置および手動ハンダ供給装置の出願特許の公開公報により本研究の成果を公表したこと、2)上述2つの装置を更に改良し商品化を目的とした試作器を製作したこと、3)正反射金属物体の青色レーザーによる3次元測定方法を開発するために、その表面に青色レーザーパルス光を照射し光音響スペクトルを測定する実験装置を製作し測定したことである。
2019年度は青色レーザーによる3D測定方法の開発を実験的に進めた。レーザー光を赤色から青色にすることは鏡面物体の3D測定に有効であるが、その理由は明らかでない。そこで、その理由を青色レーザーパルス光の照射で表面層の金属原子の格子振動が増大し表面が振動、入射の青色レーザー光を乱反射させたと仮定し青色レーザーパルス光を光源とした鏡面物体表面の光音響スペクトルを測定している。表面が鏡面である物体の3D測定の実現は3次元画像データベースの多種多様性を増大させ、この活用は新しいインクルーシブデザインに繋がる可能性がある。
照明付き観察装置では光源スペクトルおよび光学系を改良し歪の少ない拡大像で医療用だけでなく電気電子機器にも利用できるようにした。また、手動ハンダ供給装置ではハンダ供給量の高精度化で製品不良率低下による利益率の約30%の改善を確認した。製造業における小規模事業者の割合は約44%である。更に、製造業の生産波及の大きさは他産業と比べて約10%高いので強い製造業小規模事業者は地元地域の創生に不可欠である。本研究の成果は地元地域の創生に直接的に資する成果であり、ものつくりに強い高等専門学校の地元地域との新しい連携と寄与であると思われる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] DEVELOPMENT FOR AN INTRODUCTORY ACTIVE LEARNING PROGRAM2019

    • 著者名/発表者名
      TAKEMATA KAZUYA、MINAMIDE AKIYUKI、KODAKA ARIHIRO
    • 学会等名
      EDULEARN19 Proceedings
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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