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2017 年度 実施状況報告書

シティズンシップ意識を育むコミュニティと連携した家庭科におけるキャリア教育の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K00744
研究機関山梨大学

研究代表者

志村 結美  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (00403767)

研究分担者 大橋 寿美子  湘北短期大学, その他部局等, 教授 (40418984)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードキャリア教育 / シティズンシップ教育 / 家庭科教育
研究実績の概要

シティズンシップ意識を育むコミュニティと連携した家庭科におけるキャリア教育の検討として、平成29年度は、以下の研究を行った。
1.サードプレイス・地域コミュニティの実態調査として、神奈川県厚木市愛甲原住宅における「CoCoてらす」において研究分担者が継続的に大学生とともにイベントを開催する等の活動を行っているが、その地域の住宅に対して、調査を行った。実施時期は、8月~9月、調査対象は愛甲原住宅内戸建て住宅、配布・回収方法はポスティング・同封の封筒による郵送、回収状況は281枚回収、回収率33.69%であった。学生のボランティアグループ「CoCoてらし隊」の活動に対して、住人の6割が認知をしており、各種イベントに参加をしている実態が明らかとなった。その他、調査結果に関しては、3月に愛甲原住宅内のイベントにおいて、報告をしている。
2.「CoCoてらし隊」としてボランティアに参加した学生対象にキャリア意識・シティズンシップ意識のアンケート調査を行った。調査対象者は12名、実施時期は3月である。調査結果として、地域のボランティア活動の実践が、キャリア意識、シティズンシップ意識と関連していることが推察された。
3.平成28年度に行った大学生500名対象のキャリア意識・シティズンシップ意識の実態調査の分析を踏まえた、家庭科の教材開発を行った。家庭科におけるキャリア意識とシティズンシップ意識の関連性を踏まえた教材開発の検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成29年度は、家庭科教員対象調査を行う予定であったが、内容を変更して、CoCoテラスにおいて、①地域コミュニティの実態調査②サードプレイスの実態調査を行い、その結果をまとめることができた。また、③CcCoテラスにおいてボランティア活動を行った学生対象調査を行うことができ、④の教材開発に向けての示唆を得ることができた。また、④28年度に行ったキャリア意識・シティズンシップ意識の調査を踏まえた家庭科の教材開発を行った。以上のことから、「おおむね順調に進展している」とした。

今後の研究の推進方策

平成30年度は、最終年度として、家庭科教員対象調査を行い、以上を踏まえて、家庭科の教材開発、カリキュラム開発を行うことを目標としている。
すでに、中学校家庭科教員対象調査の計画をすすめており、年度早々には発送する予定である。

次年度使用額が生じた理由

家庭科教員対象調査を30年度に行うことにしたため、アンケート発送料金分を30年度に持ち越すことにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 家庭科におけるシティズシップ教育とキャリア教育の検討2017

    • 著者名/発表者名
      佐藤安純・志村結美
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会例会

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公開日: 2018-12-17  

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