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2019 年度 研究成果報告書

買い物弱者の栄養摂取状況と改善策

研究課題

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研究課題/領域番号 16K00772
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 家政・生活学一般
研究機関四国大学

研究代表者

吉村 幸雄  四国大学, 生活科学部, 教授 (50122578)

研究分担者 奥村 亮太  四国大学, 生活科学部, 助教 (00552118)
吉村 英悟  桐生大学, 医療保健学部, 助教 (40728359)
鎌田 智英実  四国大学, 生活科学部, 講師 (50389160)
鈴木 公  龍谷大学, 農学部, 教授 (00094730)
川野 因  東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (80277681)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード買い物弱者 / 栄養素摂取量 / フレイル / たんぱく質付加 / 高たんぱく質ミルク / 血清アルブミン
研究成果の概要

買い物弱者に対する解決策の1つとして運用されている移動販売車の利用者の栄養摂取量を今回初めて明らかにした.その結果,移動販売者利用者は店舗利用者と比較して主要たんぱく源である肉類の摂取が51%と著しく低く,たんぱく質摂取量は有意に減少した.摂取たんぱく質の不足はフレイルを進行させる.その改善策を3点示唆するとともに,たんぱく質の摂取量を増加させる実証実験を行うこととした.過疎地域の低アルブミン血症の者を対象に,高たんぱく質食品を付加し,定期的に血中成分を分析した.その結果,血清アルブミンが有意に増加したことから,高たんぱく質食品の飲用が栄養状態の改善に効果があると認められた.

自由記述の分野

栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人口の高齢化,地方における過疎化の進行に伴う限界集落の増加により,自宅近くに商店がなくなり,自力で食料品を入手することが困難な地域が発生している.特に,高齢者への影響が深刻であり,食料品へのアクセスが難しくなることで,低栄養に陥る危険が指摘されている.その解決策として,店舗の代替となる移動販売車の運用が開始されているが,これまで利用者の栄養摂取状況に関する報告は見られなかった.今回初めて,移動販売車利用者の栄養摂取量状況を明らかにした.そして,移動販売車の運用者自身の実現可能な改善によって,利用者が低栄養摂取状態から回復できることを3点示唆した.

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公開日: 2021-02-19  

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