申請者は、静電場を利用し、風は通すが、花粉や煙などのPM2.5を遮蔽できる窓「プラズマウインド」の開発を試みた。この窓を家庭の窓枠に取り付ければ、自然の爽やかな風をクリーンな状態で室内に取り込むことができる。さらに、プラズマウインドでは、プラズマやマイナスイオンが生成されることから、自然の風を用いた空気清浄機としても利用できる。今後、このプラズマウインドが実用化されれば、花粉の飛散時期やPM2.5の発生時期においても、窓を開けることが可能になり、エアコンの使用量の軽減にも貢献できる。本研究では、主にスギ花粉とタバコの煙の捕捉を目的として、ヒトに安全なプラズマウインドの開発を行った。
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